リチウムイオンバッテリーの寿命とサイクル数

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バッテリーの寿命がサイクル回数と関係が深いことご存知ですか。サイクル回数はバッテリーの満充電の状態から残量がなくなるまで放電した場合に「1サイクル」としてカウントされます。

そしてバッテリーの寿命はサイクル回数とともにDOD (放電震度)と密接に関係しています。DODは満充電の状態のバッテリーをどれだけの量(%)放電したかを表す数値です。容量100AHのバッテリーを30AH放電した場合、そのDODは30%というように表します。

皆さんが使っているバッテリーには1サイクルのDODがいくつかが定められていて、この数値によっておおよその寿命がわかります。「サイクル回数3,000回、DOD80%」と表記されたバッテリーは、満充電から残量20%までの放電を1カウントとして、3,000回利用できるということです。毎日80%まで放電して充電を繰り返した場合、8年間(3,000回÷365日≒8)使えるということです。

今までの話は、バッテリーの性能からの観点です。バッテリーとしての寿命はメーカーがバッテリーの保証をしている期間がありますので、こちらの方がバッテリーの寿命の目安になると思います。「メーカー保証年数」です。「無料保証期間」と表現されているかもしれません。なお、バッテリーの保証期間が過ぎても性能は落ちますが、バッテリーとしては使えます。

私の使っているSOKバッテリーは「サイクル回数4,000〜8,000回、DOD80%」、無料保証期間は7年です。おそらく無料保証期間の方が4,000回よりも先に来ますね。バッテリー取り付けてから50日ほど経ちましたが、サイクル回数(Cycle Time)は3回です。この調子だと4,000回は182年後?

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