電気について考える うちのキャンピングカー2

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我が家のキャンピングカーのDIYは私の使い勝手優先で考えました。業者にお願いしたり、自分でやったり。素人が手を出せる範囲でやったつもりです。

はじめのDIYは「ポータブル電源を使って車内から外部充電する」です。

ポータブル電源を購入した目的は、サブバッテリーの容量アップがきっかけでした。ビルダーさんと話をしているときに出てきた発想です。そこでそれなりの大容量のポータブルを考えてBLUTTI AC200MAXになったわけです。当時(2022.3)まだ三元系のリチウムイオンバッテリーも多い中、安全性優先で選定して、このリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの機種にしました。

ポータブル電源を直接活用しようとしても、私のキャンピングカーの構造上大電流を使うエアコンと電子レンジのコンセントはポータブル電源のすぐ近くに配置することができませんでした。テーブルタップで延長して使うには延長したケーブルが邪魔で車内での生活に困ることになります。

我が家のキャンピングカーには外部充電接続口が車外にあります。ここからの外部接続コンセントをポータブル電源に差せば外部充電として利用できるので、現状のままで大きな改造をしなくてもサブバッテリーの充電ができます。1500Wインバーター系の電気機器を使えば外部充電からの電力を優先して使うように設計されているので、サブバッテリーへの負担もなくなります。後は車外からの接続をしなくていいように車内で外部充電の接続口に接続できればとの発想でした。ネットで調べてみると、すでにそのように改良されている方がみえました。自分でできるレベルかもしれませんが、この当時の私は電気に関する知識が乏しいので、何かあった時に問題かもと業者を探してお願いしました。10,000円かかりました。

結果的には非常に良かったのですが、充電効率の悪さは相当なものだと感じていました。自宅でポータブル電源を充電するときに100V⇒12Vへ変換。次にポータブル電源からサブバッテリーへ充電(ポータブルを外部充電口へ接続)するときに12V⇒100V⇒12Vに変換しています。かなりの電気ロスですね。さらにサブバッテリーでエアコン稼働するときにはまた12V⇒100Vへ変換するわけです。ほんとに何やってるんだかという感じでしたが、それでも満足できるDIYでした。

次なるDIYは「ポータブル電源とサブバッテリーを自動切換でリレー運転」です。

これは「エアコンの電源をポータブル電源から直接取りたい」という発想から始まりました。エアコンのコンセント位置はマルチルーム上段収納庫の中にあります。ポータブル電源の設置場所はリビングテーブルの下です。この間を延長ケーブルでつなぐルートを確保して、なるべく目立たないように配線することを考えていました。しかし発想が膨らんできて2つの電源(ポータブル電源とサブバッテリー電源)にコンセントを差し替えてつなぎ替えなくても自動で切替できないかとの発想に至りました。さらにできればこの切り替えを無瞬断でできればもっと便利になると発想を膨らませました。アマゾンで自動切換器なる商品を見つけ設置したところ、構想通りに動作してくれて非常に満足しています。

しかし、現在はサブバッテリーをリチウム化したので、ポータブル電源優先でエアコンを使うという必要はなくなりました。ポータブル電源とサブバッテリーのどちらが優先ということがなくなりましたので、バッテリー残量や使用時間などを考えて、都合よく切り替えて利用しようと考えています。(そのための工夫として次なるスイッチボットの活用が功を奏しました。)

次は「DIY」と言うよりスイッチボットの活用方法「自分勝手に使いやすさ向上」です。

以前スイッチボットハブを使っていたのですがやめました。理由はWiFiスポットの数制限です。WiFiスポットとしてキャンピングカーで使っているdocomoインカ―コネクトの同時接続台数が5台までという制約があったからです。キャンピングカーに乗るといつも携帯電話2台とタブレット1台で3つ使ってしまい、残り2つではファイヤーTV,Amazonエコー,東芝エアコン,スイッチボットハブが同時接続できません。そこでBluetoothでも接続できるスイッチボットスイッチとコンセントを活用しています。

スイッチボットスイッチをポータブル電源のオンオフに、2つあるスイッチボットコンセントの一つをポータブル電源の充電に使うコンセント口に、もう一つをポータブル電源100Vアウトプットのエアコン接続コンセント口に使っています。これによって何ができるかというと

  • ポータブル電源メインスイッチのオンオフ
  • サブバッテリーでポータブル電源を充電するかしないか
  • ポータブル電源を使ってエアコンを稼働するかしないか

を判断して操作ができます。運転席にいながらポータブル電源の充電とリビングエアコンの電源供給元を操作できるようになりました。

いつも感じることがあって「自分の思い込みによるDIYになっているだけで、実はもっとシンプルにできるのではないか」と。よく考えて実行したつもりが実は意味のないことにつながってない?

心の葛藤が結構あります。これからも「心の葛藤」が続きそうです。

ここまで「電気について考える」シリーズでブログ綴ってきましたが、今回で終了です。たまに思い返したいときに役に立つかもとひそかに思っています。歳いってからよく忘れるから。備忘録です。

コメント

  1. のんべ~ より:

    こんにちは!
    BLUTTI AC200MAXを使っています。puppy 480が納車になったら、コンタクタリレーを付けてポタ電を繋ぐ事です。エンジンON→インバーター→エアコンを止めて、エンジンON→インバーター→「ここでコンタクタリレーで切り替えポタ電出力」→エアコンができるかな!?と思っています。インバーター100V出力はポタ電へ入電し、エアコン温度が下がればコンタクタリレーでポタ電出力OFFです。そうする事でインバーターの定電圧のピー音もなくなるかと・・・
    切り替え後ポタ電が100%になったらスマホでポタ電をOFFに!
    問題があり「BLUTTI AC200MAXを何処に置くかです、テーブル下に置くとベッドにるる事が出来るか!?

    • puppy480 より:

      コメントありがとうございます。ポータブル電源の置き場ですが、私の考えは、「テーブル下」の一択です。
      その他の場所は運転時の転倒による被害が大きそうなことと利用時の制約が増えるかなという個人の考えです。
      私はリビングのベッド展開を基本しませんので、テーブル下が一番使い勝手がいいです。
      ご心配事がベッド展開のことだと想像すると、「支障あり」です。ポータブル電源を一時的にどこかに動かす必要があります。

      • のんべ~ より:

        お二人でバンクで寝てるんですね。
        ワンコが夜中にトイレの時、オイラを起こすんです(-_-;
        家だとシートでするんですけど・・・
        ポタ電の置き場がない(;゜(エ)゜アセアセ

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