世界遺産に泊まる

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今日は古都奈良への旅、二日目です(前回の続き)。我が家から奈良はちょうどよい距離感のところなんです。キャンピングカーで高速使わずに2時間程度で行ける場所です。歴史的文化財も多くあり、年を重ねてから奈良の良さが分かるようになってきました。キャンピングカーを購入してから道の駅に泊まりながらいろいろと散策しています。

今回は「世界遺産に泊まろう!」。なかなか世界遺産で泊まれるところってないですよね。厳密には世界遺産の一部朱雀門ひろばにある駐車スペースがRVパークになっています。「RVパーク平城京朱雀門ひろば」です。宿泊料金は1泊3,000円。電気が必要な方は1時間100円のコインメーター(最大700円までストックできます)を使います。本当に車中素泊まりだけの施設です。

15時過ぎに到着。到着するとスタッフの方が入り口付近で待っていてくれました。私の車を見つけると近づいてきて駐車場へと案内してくれました。親切です。場所が世界遺産すぐ横なので仕方ないことですが、タープ出したり,イス,テーブル禁止、もちろん焚き火もできません。それでもここで泊まる魅力がありました。目の前に世界遺産でした。

まずは日があるうちに世界遺産を見てくることに。朱雀門から入って大獄門、大極殿へと進みました。遠くにあるけど、見えているのでそんなに距離を感じませんでしたが、実際には2~30分ほど歩きました。往復すると1時間弱。いい運動になります。

朱雀門から大極門へ向かう途中に近鉄奈良線が横断しています。踏切で電車が通り過ぎるのを待ちました。ちょっと不思議な感覚です。世界遺産の中を電車が走っている光景が。

とにかくスケールが大きいです。それだけでも感動します。そこに復元された大きい門が2基、大極殿があり、これを見るだけでも感動です。無料駐車場もありますし、全ての施設が無料で見られます。一度訪問されてはいかがでしょうか。

見学には時間がかかります(スケールがでかいので歩くだけでも時間がかかります)ので、余裕を見て訪問されることをお勧めします。夕方は16時半には見学入場が終わりになりますので、ご注意ください。

平城京の跡がこのような施設になっていることを全く知らなかったのですが、実際に訪問して大変感動しました。古を思い起こすきっかけになりました。この広い平城京跡地に昔の役人が集っていたことを。その門の大きさに驚きつつ、施設の復元事業の素晴らしさとその意義を感じていました。復元事業はまだまだ時間がかかるでしょう。きっと私が生きている間に終わることはないんじゃないかと思いつつ、後世に伝承されることを願いました。今度は孫を連れてやってこようと思いました。

さて車中泊場所です。トイレは美しく、駐車スペースも大きくとられていて敷地もしっかり整備されています。現金先払いですので、翌日は10:00までに好きな時間に出て行ってくださいシステムです。奈良公園へ向かう大通りのすぐ横にある施設ですので渋滞がありますが、アクセスは簡単です。と言いながらナビに従って運転していたら、ひとつ手前の信号交差点を曲がって袋小路に。Uターンして戻る羽目になりました。

夜になると朱雀門はライトアップされます。あたり一面暗闇に映し出される朱雀門は、昼間とは違った幻想的な美しさです。思いが1300年前にタイムスリップしてました。

朱雀門ひろばの道路側には遣唐使船が復元されていて乗船可能です。5分あれば観て回れます。

夕食は彩華さいかラーメンを食べるつもりでいました。都合よくRVパークから歩いて10分弱のところに奈良店がありました。18時前にお店に着くとすでに行列でした。今回は彩華ラーメン,チャーハン,餃子と生ビールを注文しました。ラーメンはニンニクのきいたパンチのあるラーメンですが、白菜の入ったスープがまろやかさを出しているので、ニンニク気にせず食べられました。チャーハンはお米パラパラで好みのチャーハンでした。ギョーザとビールは相性バッチリ。本当においしいです。ラーメンには、味玉、白髪ねぎ、シナチク、ももチャーシューをトッピング。若い店員の方がラーメンを運んできたときに注文を繰り返すんですが、トッピングが多かったので途中でカミカミ。思わず妻と二人で笑ってしまったら、最後まで言うこと諦めて戻っていきました。二人で和みました。

翌朝はコメダ珈琲でモーニング。駐車場から歩いて5分ほどです。ゆっくりとしてもよかったのですが、いろいろ予定がありましたので、8:30には出発し、帰路につきました。帰りは渋滞もなく2時間かからずに自宅まで帰れました。

また行こう。歴史ある街、奈良へ。

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