消費した電力をどのように充電するか、今回は前回の消費を受けてのテストです。エアコン稼働は一晩はもちそうですが、翌日の電気事情はどうなるか。使い切った電気がどれぐらいの時間でどこまで回復できるかを検証してみることにします。
我が家では通常キャンピングカーでお出かけするときはにゃんこも一緒に連れて出ます。したがって家庭用エアコンは常に稼働状態です。昨年夏は異常に暑い中山口県へ旅をして、エアコンは7日間動きっぱなしでした。(2024山口の旅は 総括)
今回の充電確認では「家庭用エアコンを稼働しながらどこまで電力が回復できるのか」の検証テストです。外気温の測定は直射日光が当たらない日陰の部分(地面から1.5m)にセンサーを置いて10分後に測定しました。
テストは「1時間走行して10分休憩」で、走行を3回繰り返したら3回目の休憩は1時間。あとはこれを繰り返します。我が家でお出かけした時にありそうなシチュエーションです。『朝8時ごろ出かけて、道の駅を巡りながらどこかでお昼を兼ねて休憩し、また次の道の駅へ走る。』って感じ。

今回のテストでは、ポタ電を使ってサブバッテリーの充電を行うことはしませんでした。サブバッテリーの充電は、走行充電器+ソーラーパネルです。最高で44A位の瞬間充電量でした。ポタ電では家庭用エアコンの電源を供給しながら、CHARGER1で充電しました。この設定で走ると、CHARGER1の充電電圧を「50V」に設定して、ほぼ問題なく連続して充電することができました。
この状況で走行を繰り返しましたが、休憩10分とお昼休憩1時間は走行していないので充電されません。ソーラーパネルによるサブバッテリーの充電だけとなっています。
9:15から11:03の走行は自動車専用道路を走る時間が多かったので、60km定速走行ができました。安定した走行充電でした。走行開始後3時間程度の11:03の時点で、サブバッテリー22%(66Ah相当),ポタ電21%(33Ah相当)、合計99Ahの充電が回復できました。
ポタ電は家庭用エアコンが温度維持状態になると、消費する電力が200W以下になるため充電されます。今回のテストでは、エアコン設定温度を28℃としたので初めから温度維持状態でした。
お昼休憩は車内で昼食をとりました。外気温が高いので、エアコン設定温度28℃でも車内は十分快適でした。ポタ電の残量が少し減りましたが、サブバッテリーの充電は12:56の時点(昼食後1時間走行した後)で100%になりました。
昼食後の走行では、途中から家庭用エアコンの電源はPuppy480のオルターネーター直に任せて、ポタ電はCHARGER1の充電で回復を図りました。ほぼ設定どおりの50Vで充電していましたが、信号停止や下り坂でのアクセルオフ時に充電電圧が下がり、安定しないときがありました(0になることも)。
14:09で今回の走行テストを終了しました。走行時間約4.0H、休憩時間約1.5Hとなりました。サブバッテリーは40%(120Ah)回復して100%満充電になりました。ポタ電は34%(54Ah)回復して74%となりました。合計で174Ahの充電回復ができました。
前回の消費テスト「夏にむけて電力の確認(消費)」の結果と併せると、消費電力量が216Ah、充電電力量が174Ahとなりました。消費が42Ah上回る結果になりました。机上の計算では、あと1時間余分に走行すればポタ電も100%満充電になります。
今回の走行テストでは充電時に天候が良いため、ソーラー発電が大きく充電に寄与してくれました。天候が悪い場合は、こうはいかない。おそらく50Ahほど(10A×5H)少ない充電量になるのではと考えます。
今回の一連のテストで分かったことは、
・我が家の使い方であれば電力容量は、現在のリチウム300Ah+ポタ電160Ah=460Ahで大丈夫。
・充電力が強化できれば良いが、既存130Aオルタネーターでは限界。
・家庭用エアコンの稼働状況によってCHARGER1の充電量は変動させる必要がある。
・電気を使った翌日は天気が良ければ4時間程度走行すると、翌日の車中泊も何とかなりそう。
ということでした。
今回のテスト結果を受けて、我が家の充電ルールを少し見直しました。以前のブログ(CHARGER1の充電設定 その4参照)の①CHARGER1の充電電圧を56V⇒50Vに変更です。実は56V設定にすると、たびたびCHARGER1の充電が止まったり、充電電圧が小刻みに変動して200W~450Wを行ったり来たりでした。時には0になって充電が再開しなくなることも。それに比べ50Vにすることで充電電圧が安定します。これでも厳しいときにはさらに下げて45Vにしようと考えています。
また、電気を消費するときも節電に心がけて使う必要があるということもわかりました。長期の夏の車中泊旅では、うまく充電できる場所を見つける必要があります。
以前のブログ(CHARGER1の充電設定 その2参照)で「走行充電器のマックス充電量は20Aですが、なぜか14~16Aのことが多い」と言いましたが、これが「オルタネーターの発電制御による燃費向上のための自動制限」なのかな? わかる人おられたらコメントで教えてください。
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