今まで夏場のエアコン稼働に向けて電気関係の強化を行ってきたけど、「本当にどれぐらい使えるか」って実際に最後までやり切ったことがありませんでした。
ネットで家庭用エアコンの冷房時の消費電力を調べると、おおよその目安はわかるけど、実際にはどうなるかはやってみる必要がありそうです。その時の外気温,体感によってエアコン設定温度も変えるかもしれない。ケースバイケースで消費電力は変わるし、うちのパピちゃんの電気関係がどうなのかということが知りたいわけなので、実際にやってみよう。
夏の車中泊、エアコンは最後まで使えるか?翌日はどうなる?
というわけで、実験条件は次の通り。
・一人で実験。
・夕方18時から翌朝7時までエアコン冷房を使用する。(13時間)
・寝る場所はバンクベッド。
・サーキュレーター稼働。
・テスト開始前にリビングは予冷せず。
・リビングと運転席は断熱シートで間仕切り。19時以降窓はすべてスクリーン閉める。
・エアコン設定温度は26度で風量は自動。(熱く感じたら設定温度を下げる)
・車内照明は18時から22時まで点灯。
・冷蔵庫は「2」で常時運転。
・19時から21時までリビングでビデオを鑑賞。
・18時から22時までエアコンの電源はポタ電で。
・22時就寝でエアコンの電源をポタ電からサブバッテリーに切り替え。
いつも車中泊するときの条件に近い感じです。今回の実験はサブバッテリーとポタ電がフル充電の状態でスタートしました。実験の結果は次の通りです。

一晩過ごした結果、電力は大丈夫でした。使用した電力はサブバッテリー40%(120Ah),ポタ電60%(96Ah)で、合計216Ah(2,592Wh:12V換算)消費しています。この結果からみると充電がなくても2泊できるかもしれない(おそらく難しいけど)。
この日は「猛暑」というほどでもなかったのでもっと暑さが厳しいと、もう少し電力消費が多くなりそうですが、一晩は問題がないと思います。また、バンクベッドで寝ているので、温度が少し高めだと思います。リビングで睡眠をとれば、もう少しエアコンの設定温度を上げられると思います。
さて、今回の実験はここからが重要です。使った電気をどれぐらいで充電できるかです。うちのパピちゃんの走行充電器は標準のままですので、20Ahの充電能力です。普通に考えたら300Ahのバッテリー充電に15時間かかります。非常に天気が良くてソーラー発電を利用できてもプラス25Ahが4時間程度で100Ah。残り200Ahの充電には10時間が必要になります。
ここで去年の夏と少し違うところが。ポタ電の充電用にCHARGER1を取り付けました。これが走行時30Ah~56Ahほどで充電してくれます。このときポタ電を外部充電の電源として使えば、サブバッテリーの電力消費をポタ電に切り替えて、なおかつサブバッテリーの充電もできます。BluettiAC200MAXはパススルー機能があるため、CHARGER1でポタ電を充電しながら放電(外部充電としてサブバッテリの充電)が可能です。CHARGER1の設定もいろいろ確認したいので、そこも併せての充電確認です。
少し長くなりそうですので、この続きは次の「夏にむけて 電力の確認(充電)」でお話しします。
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