日本の四季は色々な恩恵があります。キャンピングカーにおいても色々な影響があります。夏と冬では全く違う様相です。
今回はキャンピングカーの空調について2シーズンを経験してたどり着いた我が家の空調システムです。大層な物言いですが、車内で快適に過ごすための工夫とお考えいただければ。皆さんにあった方法があるはずですので。
puppy480の車内は非常にコンパクトです。言い換えれば非常に狭い。効率の良い空調システムが構築できます。この図はカタログの写真をお借りしました。寸法は正式なものではありません。近似値程度です。
車全体の大きさは、実は6畳の部屋よりかなり小さいサイズです。パピちゃんのリビングサイズは、運転席助手席やマルチルームを省くともっとコンパクトで小さいものになります。家庭用6畳エアコンがあれば充分過ぎる空調能力です。
さてここから本題。我が家のパピちゃんの空調システムは、四季を通じて使用するアイテムが変わります。
①エアコン ②FFファンヒーター ③マックスファン ④サーキュレーター ⑤空気清浄機
①〜③のアイテムはpuppy480標準装備のものです。
④のサーキュレーターは、アイリスオーヤマの商品です。この商品のこだわりは静音性と風の到達距離です。静かさは図書館よりも静かな35db未満。風の到達距離は27m。1万円オーバーでしたが、ここは譲れないこだわりでした。
⑤の空気清浄機はマクアケで支援購入した商品です。この商品のこだわりは一台三役です。空気清浄、加湿、除湿がこれ一台です。年中使用できます。除湿と加湿は湿度を設定すれば自動で切り替えて除加湿してくれる優れものです。キャンピングカーで冬場暖房にFFヒーターを活用すると、加湿器は必須アイテムです。これが無いと車内の乾燥状態は大変です。喉がやられます。最近猫を連れて行くようになったので、空気清浄機能も大いに期待しています。
我が家では四季に応じてこれらのアイテムを総動員して車内で快適に過ごしています。
比較的過ごしやすい4月から6月ごろは、エアコンよりもマックスファンとサーキュレーターによる換気で対応できます。パピちゃんの窓を開けてサーキュレーターを稼働します。マックスファンを排出で稼働すると、風の流れが作れ、充分換気してくれます。同時に車内温度も下がります。ここで言う「窓を開けて」は、全閉ロックのひとつ手前でロックすることで十分です。空気の流れを作るだけですので、これで大丈夫です。あとは暑さに応じてマックスファンとサーキュレーターのダイヤルを調整することです。停車時で安全確保できるのであれば、窓を大きく開けるのもありです。空気清浄機は時と場合に応じて臨機応変に使います。窓を開けているので除加湿調整は意味がありませんのでこの機能は使いません。
梅雨時で雨がしとしとと湿度の高い日は、エアコンの稼働です。気温によって除湿か冷房か選択しています。(あまり除湿を選ぶことは無いですね。)冷え方の状況によってサーキュレーターを併用します。同時に使うとかなり効果的で熱だまりもなくなり、集中的な冷えも解消できます。
夏場の暑い時、7月から9月頃はエアコンの本格稼働です。昼間は天気が良ければソーラー発電が頑張ってくれます。走行中は走行充電の仕組みでエアコンの電気を賄ってくれます。夜はポータブル電源を活用します。なかなか良くできた我が家の電気システムです。夜寝る時はサーキュレーターをバンクベッド部に向けて利用します。どうしても冷気が下の方に貯まりやすいので、サーキュレーターを活用することはかなり効果的です。場合によってはゆるくマックスファンで排気します。そうすることで冷たい空気の流れを引き寄せます。この時は空気清浄機を稼働しようと思います。実はまだ夏に今回の空気清浄機を使ったことがありません。
9月以降3月ごろまでは、暑い日はエアコンやサーキュレーター・マックスファンを使ったり、寒い日はFFヒーターを使ったりします。FFヒーターを使う時は空気清浄機の加湿機能を活用します。水タンクの容量は1リットルあるので、連続一晩は大丈夫かと思います。
冬の暖房にはエアコンを使いません。サブバッテリーの能力が追いつきません。ただし外部電源を利用している時はエアコンの暖房も使います。個人的にはエアコンの暖房は速効性が高く、FFヒーターに比べて乾燥しにくいように思っています。ですので、夜寝る時にはエアコンを利用したいところですが、うちでは外部充電が利用できる車中泊をほとんどしません。（ポータブル電源を使って外部電源とすることはあります）従って冬の空調はFFヒーターと空気清浄機の加湿機能に依存です。冬でもサーキュレーターを使うことがあります。暖かい空気は上層部に溜まりやすいので、これを撹拌する意味合いで利用します。バンクベッドは暖かくなると思われますが、実は足先部分は冷えます。空気が先端まで行き届きませんので。
