電気について考える うちのキャンピングカー1

我が家のキャンピングカーは「Puppy480」というキャブコンです。ビルダーは神奈川県にあるキャンパー厚木さんです。(私が購入したときはバンテック厚木でした。色々あって社名変更になりました。)購入して3年近くになりますが、私にとって、いまだにこのキャンピングカーのコンセプトを超えるキャンピングカーは有りません。

それではこのキャンピングカーの標準仕様,オプション装着,DIYしたことなど、カタログではわからない仕様も踏まえてまとめてみます。

・ベース車両は、「トヨタカムロード」2WDディーゼル(KDY231)  2021.7購入

・130Aオルタネーター(標準です)

・1500Wインバーター(未来舎) + 122Wインバーター(未来舎)の2台付け(標準です)

・FFヒーターの電源は独立しています(FFヒーターだけで稼働できる)

・480Wソーラーパネルを積んでます MAX30A充電(オプションで装着)

・走行充電器は未来舎DC-1220SP 定格充電電流20A

・外部充電器は未来舎CH-1225GFP 定格出力電流22.5A

・チャージャーコントローラーはレノジーRVR-40定格バッテリー電流40A

・走行充電器はキャンパー厚木オリジナル仕様に変更(メインバッテリーの保護目的)

・走行中はサブバッテリーを使わずオルタネーターから直接1500Wインバーターへ給電します

・3つの充電方法(走行,ソーラー,外部)は互いに独立。同時充電もできる?

・バッテリー交換のタイミングで鉛からSOKリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに交換

・SOKリチウムイオンバッテリーはヒーター付で0℃以下での充電防止機能付き

・バッテリー交換で容量の変更は無(同じ300AHのまま)

以上が我が家のパピちゃんの仕様です。

電気の容量に不安を感じたのは、2年目の夏を迎える前のことでした。最初の夏はキャンピングカーをそれほど連泊で利用しなかったことと電気の知識が乏しかったので、エアコンの運転にそれほど不安を感じていませんでした。しかし、色々知識を付けることによって夏場のエアコン運転は連泊すると我が家の状況では厳しいことがわかり、ビルダーへ相談しました。良い回答は得られず、悩んだ結果ポータブル電源の活用に至りました。(BLUETTI AC200MAX:2048WHを購入)

それでもエアコンを使うには制約がありました。エアコンの電源を直接ポータブル電源から取ることができればよかったのですが、すっきり配線することができないので、車内のポータブル電源からサブバッテリーを充電できるようにDIYしてサブバッテリーによってエアコンを稼働し、電気がなくなったらポータブル電源から(充電効率は度外視して)サブバッテリーを充電するようにして、しばらくは運用していました。しかし、サブバッテリーへの負担がおおきいことと効率の悪い充電を何とかしたいと考え、自動電源切替装置を使って回路を自作し、エアコンの稼働はポータブル電源をメインで利用しポータブル電源がなくなったらサブバッテリーに自動切換できるようにしました。これにより夜中に電気がなくなってエアコンが使えなくなることは避けることができましたが、一晩が限界でした。翌日は走行充電やソーラー充電及び外部充電を利用することを考える必要がありました。

そして今回(2024.1)鉛のサブバッテリーの状態が思った以上に良くないことがわかり、大電流を使うには心もとないことがわかりました。対策としてリン酸鉄リチウムイオンバッテリーへの交換となりました。

バッテリーについては随分と悩んだ結果(性能や安全性の問題ではなく、費用とタイミングの問題です)、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの導入に踏み切りました。バッテリーのポン付けをしたかったので、いろんな方に聞いて教えていただいた結果、できそうなことがわかってきました。実車をバッテリー交換してくれるお店に持ち込んで調べた結果、大丈夫だとわかり思い切ってリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに交換です。容量をそのままにしたのは、まさにポン付けしたからです。長く使うことになるバッテリーですから、容量を同じにしたほうが電源ケーブルや他機器に負担を強いることが無いと考えたからです。ポン付けしたことによる不安はあります。充電が追いつくかどうかの心配です。ここは運用でカバーするしかないと今は考えています。どうしても耐えられなくなったら走行充電器の交換になるかもしれません。

同じ電気容量で電気が不足しないかについては、不足するかもしれないが正直なところです。しかし、それはどこまで増設しても同じことが起こるだけで、容量を増やせば増やしたように電気を使ってしまいます。ならば逆にこの電気容量で間に合うように使うことでやりくりしようと思っています。しかし、ポータブル電源と合わせたらリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで460AH(100AH×3+160AH)ありますので、そこそこの容量になっていると思っています。

バッテリー交換費用が驚くほどリーズナブルにできましたので、費用対効果を考えてもベストチョイスでした。

次回は我が家のキャンピングカーの電気にまつわるDIYをまとめてみます。ここでも少し触れましたが、もう少し掘り下げて書きたいと思います。次回は、

 ・ポータブル電源を使って車内から外部充電する

 ・ポータブル電源とサブバッテリーを自動切換でリレー運転

 ・スイッチボットの活用で自分勝手な使いやすさ向上

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