前回CHAGER1の取り付けについてブログアップしました。今回はその続きです。CHAGER1の動作確認についてです。ポータブル電源はAC200MAXです。結論から言いますと、「すごくいいです!」
まずメインバッテリーの電圧をしっかり監視して動作します。具体的には、メインバッテリーの電圧が下がると、充電電圧を下げて充電します。場合によっては充電が停止します。私のメインバッテリーは「少し弱ってきているかな?」の状態です。エンジン始動前の電圧は12.8V程度です。エンジンを始動(アイドリング状態)すると14.0V程度に上がります。この状態で、CHAGER1を起動すると、メインバッテリーの電圧が12.6~12.9Vになり、充電電圧は56V設定の上限で充電を行います。
サブバッテリーの状態
その後、CHAGER1で充電を継続したままカムロードの電源をいろいろ使ってみます。エアコンを暖房で最強で稼働、ミラー熱線,ヘッドライト,フォグランプ,ナビをオンにしてみました。するとCHAGER1の充電電圧が下がり、43V程度になりました。メインバッテリーの電圧が12.0V近くまで下がりました(この時のスクショを撮り忘れました)。このときにエンジン回転を少し上げると、メインバッテリーの電圧が上がり、CHAGER1は元通りの充電状態に戻りました。
その後再びカムロードの電気系をすべてオフの状態にしたところ、CHAGER1の充電電圧は56V近くに戻りました(エンジンはアイドリング状態です)。このときサブバッテリーは充電が満タン状態で何も影響してないようです。
このことから判断すると、おそらくCHAGER1の充電電圧が下がったのは、カムロードのオルタネーターに負荷をかけたことによりメインバッテリーの電圧が下がったので、自動的に充電電圧を下げたのではないかと考えられます。CHAGER1の電圧監視は信頼できると思います。
次はCHAGER1のテストというよりもポータブル電源の利用に関するテストです。CHAGER1でポータブル電源を充電しながらポータブル電源でエアコン暖房を使ってみました。パススルー機能の確認です。併せてポータブル電源の充電を同時に2つの方法で行えるかについてもテストしてみました。AC200MAXは充電ポートがPV(ソーラーパネル系)とグリッド(AC100V)の2つの方法があり、これらを同時に使うことができます。この状況でエアコンの電源をとれば、おそらくエアコンの消費電力よりも充電量が上回るので、ポータブル電源は容量が減らないことになると考えます。
予想通りPVで539W、グリッドで391W、併せて930Wの充電です。これに対してエアコンの消費電力は503Wです(エアコンは夏場で最大で稼働すると700Wほど電力消費します)。この状態であれば、電気が減らないことになります。
後で気が付いたんですが、このときグリッド充電は車内の100V電源からとっていたので、すべての負荷をオルタネーターに任せていたことになってました。Puppy480の電気仕様でエンジン始動中の1500wインバーターへの電源供給はオルタネーターから直接行われます。サブバッテリーを使いません。これやるとオルタネーターが悲鳴上げるかもしれないです。
ポータブル電源への負担とオルタネーターへの負担を考えるとグリッドからの同時充電は負荷をかけすぎるので利用しないと思いますが、「いざというときには」このような充電方法も使えるということです。パススルーに関しては結構使うかもしれないと思っています。なるべく利用したくないですが。
夏場はエアコンをポータブル電源で使いながらCHAGER1でポータブルの充電ができると思います。サブバッテリーも減っていれば、走行充電とソーラー充電でサブバッテリーの充電もできそうです。今回のテスト結果を見ると、今年の夏の電気事情はかなり安心できるのではないかと考えています。
CHAGER1の性能とは違いますが、エンジンのオンオフを行うとCHAGER1の充電スイッチはオンの状態になるみたいです。走行中にCHAGER1の充電スイッチをオフにしてもエンジンかけ直すと、充電スイッチはオンになります。ポータブル電源のスイッチもオンになります。私の場合はいつもポータブル電源の充電口にCHAGER1からの出力ケーブルを挿しっぱなしにしているのでそうなるようです。
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